寿楽園出張講座今回は「腰痛予防・肩こり解消」編です。
今回参加の12名のうちそれぞれ3名程腰痛や肩こりの方がいました。
腰痛も肩こりも原因によって対処法も変わってきます。
今回はそのあたりも説明しながら運動に取り組んでいきます。
「腰痛」
まずはいつものように体の仕組みを説明。
腰痛は原因がはっきりしているものが15%に対して
原因不明85%と原因不明なものがほとんどです。
代表的な腰痛として椎間板ヘルニアや狭窄症などがあります。
神経が圧迫されて痛み出たり、しびれや脚の筋力低下を伴うものがあります。
それぞれに対処法があります。
それに対して原因が不明なものは特に注意が必要です。
腰は痛いが神経症状(しびれや筋力低下)がなかったり
検査をしても画像に問題がなかったり。
それでも痛みがある場合は、不良姿勢、腰を支える筋力が弱る、
体が硬くなっていることで痛みが起こりやすいと考えられます。
これは自身での日頃の生活のなかでコントロールが可能です。
具体的なストレッチやトレーニングは後ほど。
「肩こり」
首から肩・背中にかけて筋肉のこわばり
だるさ、重さ、疲労感、ときに痛みを感じるといった症状があります。
・原因は腕や肩甲骨、頭部の重さ(6~7kg)が肩にかかる
・長時間同じ姿勢
・精神的ストレス
・肩の筋肉が緊張して血液の流れが悪くなり疲労物質がたまる
・筋肉がこわばり肩こりが起こる といった原因があります。
病気が原因で起きる肩こりについては受診が必要ですが、
ご自身で出来ることもあります。
ここからは実践編です。
まずは腰痛に効果的な「足」のストレッチから。
腰痛なのに足のストレッチ?と思われるかもしれませんが
実はこれが重要です。
骨盤の上には背骨がある
↓
骨盤が動くと背骨が動く
↓
骨盤の動きが悪いとその上の背骨に過度な負担がかかる
↓
骨盤には足の多くの筋肉がついている
↓
足の筋肉がかたいと骨盤の動きがかたくなる
だから足のストレッチなんです!
皆さん理由がわかって納得して取り組むと効果的です。
ここからは足、腰、方、首と各所ストレッチ、筋力トレーニングを行いました。
共通しているのは「正しい姿勢でやる」ということ。
なんとなくの姿勢でストレッチしても重要な箇所には効果がありません。
ストレッチの箇所を意識しながら皆さん取り組んでおられました。
しっかり呼吸しながらじんわりとストレッチしていくと汗もかき良い運動にもなります。
前回以降自分でストレッチをしたという方、
という質問に数名が手を挙げられていましたが、
まだ全員には至っていません。
大切さが伝われば皆さん取り組んでくれるはず!
内容を見直ししっかり伝わるように今後も取り組んでいきます。