雙葉高校様よりご依頼をいただき
患者サポート室久米が講義に伺ってきました。
ご依頼のきっかけは、高校1年で習う家庭科の授業。
そこで家族や世帯の意味や構造を学び、
個人の人生におけるライフステージやライフサイクルから
認知症高齢者を知ることになります。
また、ご存知の通り国を挙げて認知症施策が講じられており、
2012年から始まったオレンジプランも
2015年には新オレンジプランとして本格的に認知症戦略が始まり、
それを受け福岡市でも自治体を挙げて「認知症フレンドリーシティ・プロジェクト福岡100」として
この認知症サポーター養成講座や認知症メソッドである
「ユマ二チュード」全国初の取り組みとして市民向け講座を発信しています。
今回、雙葉高校と福岡市地域保健福祉局の依頼によって、
生徒さんに認知症を理解しやすく、社会の取り組みを知り、
自ら考え行動に移せるサポーターとしての活動をうながすことが出来たらと講義してきました。
生徒さんの歳が15.16歳、祖父母は60代。
どちらの世代も認知症とは縁の少ない世代で
イメージも付きにくい状況でしたが非常に熱心で、
また自分たちの行動にも置き換えられるような認知行動に納得し、
アンケート結果では、
「子どもは大人たちに守られる状況にある中で、
自分たちが守ってあげられる高齢者がいることに気づいた」と
意欲高く意識を持っていただけました。
当院でもたまに見受けられる認知症の方々に対し、
皆様方の取り組みや接し方を事例としてあげさせていただき、
より具体的にお話させていただきました。