整形外科冨重医師が当院と関わりのある
製薬会社主催の骨粗しょう症治療webセミナーに登壇。
当院の骨粗しょう症についての発表を行いました。
骨粗しょう症について重要なことは、まずはご自身の骨密度を知る事です。
ですが、日頃の生活で健康は意識していても骨密度を気にして生活している方は
あまり多くないのが現状です。
当院があります福岡市城南区の人口は現在約13、3万人。
そのうち65歳以上の高齢者が占める割合は約23%となっています。
当院に骨粗しょう症で通院されている患者さんの平均年齢は77,1歳。
このなかで当初から骨粗しょう症が気になって病院に来られた方は僅かで、
大半の方が骨折で受診され、その時に初めて骨密度が低い、
自分が骨粗しょう症の疑いがあると知ることがほとんどです。
あわせて患者さんの特徴として女性の比率が圧倒的に多いということ。
直近の患者さん109名のうち、男性はたった6名でした。
様々な理由があると思いますが、
女性の方がご自身の体に気をつけて生活していることは
この数値からもみえてきます。
治療には投薬や自己注射などの方法があります。
患者さんの中には骨折の治療が終わると通院が滞ってしまったり、
最近ではコロナ禍で通院が出来なかったり、
歯科との治療が重なってしまったり。
(※骨粗しょう症と歯科の治療には注意が必要で、
抜歯の際に副作用が見られることがあります)
様々な理由で治療が継続できないこともありますが、
大切なのは現状を受け入れどう取り組んでいくかという
患者さんとご家族、医師の姿勢です。
当院でも骨密度検査を受けることができます。
また、冨重医師の診察で骨粗しょう症への対応も可能ですのでご相談ください。