佐田整形外科

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リハビリ教室

2021.11.16

リハビリ教室「脳に刺激を与えるリズム体操」(2021.10.23)

少しずつ通常の生活に戻りつつありますが、

体や頭は自粛の生活から戻せているでしょうか?

今回は「脳に刺激を与えるリズム体操」と題して

しっかりと脳を動かしていきます。

 

 

「からだの不調は歳のせいなのか?」

一般的にはこう考えるかもしれませんが、そうとばかりは言えません。

からだ全体の機能の変化は、筋力等の加齢による衰えだけが原因ではないからです。

 

では、なにが要因として考えられるのか。

まずは、人間の姿勢のコントロールから勉強します。

 


 

人間の姿勢の制御方法は二つ。

まずは、曲がった姿勢を自分で元に戻すなど自分自身で意識して修正する方法。

これはフィードバック制御といい、姿勢の保持、

速度の遅い動きに応じた姿勢の制御方法です。

しかし、この方法は外からの力に対して姿勢の変化が生じたときに

わずかな反応の遅れが生じるため、早い動きに伴う姿勢保持には対応できません。

 

 

次に、姿勢の変化を予測して制御する方法。

これはフィードフォワード制御といい、

感覚や反射的に姿勢に何が起きるのかを予測し、活動する制御方法です。

つまずいた時にパッと足が出たり、なめらかに身体を動かすために有効です。

この制御方法は運動経験やトレーニングの蓄積によってできる方法であるため、

多様性のある運動を行っていくことが重要になります。

 

今回のリハビリ教室では身体の協調性能力を高めるために、

リズムやバランスなどを含んだ多様性ある運動をご紹介します。

この運動はコーディネーショントレーニングといい、
その時々の状況に応じて最適な動きを創り出す能力を高める運動で、

7つの要素に分類されます。

ここではラダー(はしご)を使った運動を中心にご紹介します。

 


 

① 定位

自身や相手、ボールとの位置関係を把握し、

それに合わせて身体の姿勢や動きをタイミングよく方向づけ、

上手にコントロールする能力。

例)ボールの落下地点に正確に入る。ラダーのマスに正確に足を入れる。

 

 

② 識別

身体の一部を用いて、ボールやラケットなどを上手にコントロールする能力。

例)ボールをパスしながら歩く。

 

③ 反応

自らをとりまく様々な状況の変化に、

できる限り迅速に反応、対応する能力。

例)合図に合わせてよろけず瞬時に止まる。複雑なステップをする。

 

 

④ バランス

自らをとりまく様々な状況の変化に、

できる限り迅速に反応、対応する能力。

例)合図に合わせてよろけず瞬時に止まる。複雑なステップをする。

 

⑤ リズム

外的なリズムを、自らの身体で再現する能力。

例)様々なステップを組み合わせる。音楽や音に合わせる。

 

 

⑥ 連結

外的なリズムを、自らの身体で再現する能力。

例)様々なステップを組み合わせる。音楽や音に合わせる。

 

⑦ 変換

状況の変化に速やかに対応して、

その都度最適な動きに素早く切り替える能力。

例)音のリズムを変える。課題を複雑にする。途中でステップの種類を変える。

 

運動はひとつの課題から複数の課題にしたり、

自由なリズムから決まったリズムに変更したりと、

複雑かつ不規則に変化させ、レベルを上げていきます。

 


 

毎日の生活のなかでこうした運動を行うことで転倒リスクを減らし、

美しい姿勢や若々しい身体を維持できるようになります。

そして、出来ていれば全てOK、ではなく、

難しいことにチャレンジすること自体がとても大切です。

様々なことにチャレンジし、頭も体もしっかりと動かし健康な生活を続けていきましょう。

 

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