理学療法科片桐が第8回日本理学療法予防学会に登壇。
「子どもの運動指導において運動経験と見える化による効果」を
テーマにウェビナーを行いました。
当院では2013年より運動が苦手な子どもたちに向けた
「レベスク」を運営しており、今年で8年目になりました。
今回はこのレベスクを担当している片桐が、
レベスクのこれまでのまとめ、
そしてこれからの運営について発表しました。
レベスクでは運動のテーマを6つに分けて運営しています。
[ 走る・リズム・投げる・跳ぶ・バランス・柔軟性 ]
各テーマに入るまえに簡単なテストを行い運動後とあわせて評価をします。
レベスクに参加されるお子さんは運動を苦手としていて、
運動機能の向上を目的にご参加いただいています。
ここでは文部科学省の項目を参考に運動器チェックを実施。
実施前の運動器チェックの結果は7点満点中、平均5.6点でした。
(満点でない場合は学校から受診を勧められます)
レベスクでは具体的にこの項目に沿って運動器チェックをしていきます。
最後に、各テーマの運動後 6.4 / 7 点 と0.8 点のポイントがup、
一定の結果が出たことを報告しました。
注目は、
お子さんが日頃感じている苦手としている体感と、
運動器テストの数値が一致しているという点です。
運動器チェックの点数が低い子は運動能力低下や
その後の傷害発生につながる傾向があることが示唆されました。
レベスクでは「真似をする」子どもの特性を活かして
出来るだけ実際にやって見せることを重要視しています。
また「続けること」を重視し、
動画、画像などを活用し様々な面で視覚化。
今より少しでもレベルアップを図り、
運動機能の向上と障害予防を手助け出来る環境作りを目指していきます。