循環器内科とは
循環器内科は、内科⼀般の診療に加えて、⾼⾎圧症、脂質代謝異常症など
⽣活習慣病の外来診療を行っています。また、不整脈、虚⾎性⼼疾患を持つ患者さんでは外来診療に加え、周術期の問題への対応や安全なリハビリの⽀援をいたします。
フィットネス改善を⽬指す⽅のメディカルチェックの⼀環として、循環器疾患のリスクの評価を⾏います。
SATAが循環器内科を始める理由
佐⽥整形外科病院のミッションは「健康体⼒づくりを⽬的とする⽅々のニーズ」にこたえることにあります。
そのなかで、循環器内科は、45歳から64歳の中年期、65歳以上の⾼齢期における健康障害を予防すること、健康障害からの回復を援助することを⽬標とします。
たとえば、⾼⾎圧、脂質代謝異常は健康障害につながります。
その治療では、⾷事内容、飲酒・喫煙習慣の修正、⾝体活動を進めて適正体重の維持をするなど、⽣活習慣の問題改善を基本とします。
また、⼼臓や呼吸器に問題がある⽅の健康体⼒づくりにおいては、運動を安全に⾏うためにメディカルチェックを担うことになります。
スポーツ整形学で⻑く蓄積された実績を、地域の中年期〜⾼齢期の皆さんの健康づくりの⽀援に広げていくことに貢献できればと思います。
答えは患者さんの言葉の中に
2020年7月に着任した森谷医師。
山口の宇部興産中央病院では副院長を努め、長年循環器内科医として多くの患者さんを診てきました。
当院の循環器内科は⾼⾎圧症などの⽣活習慣病のケア、不整脈や虚⾎性⼼疾患を持つ患者さんの周術期の対応、リハビリ⽀援をメインとしています。
診察の際は、出来る限り時間をかけて話を聞くことを心掛けています。それは、患者さんとのやりとりの中に本当の答えがあると考えているからです。
循環器内科に関しては、診察時には症状が出ていないことが多々あります。しかし検査で異常がなかったからといって症状もなかった、とはいきません。ですから、症状が出た時はそのときどう痛かったのか、どう苦しかったのかを出来るだけ具体的に聞いて診断をしています。
検査で不確定な部分についても会話の中から症状をていねいに洗い出して総合的に判断する。ご自身の中にあるヒントを元に、一緒に正解を導き出すといった感じでしょうか。
患者さんには、難しく考えず身体が感じていることをありのままに話してもらいたいですね。
こんな症状で
お困りの方
- 胸痛
- むくみ
- 息切れ
- 失神発作
- 呼吸困難
- めまい
- 動悸
- 背中の痛み
- ふらつき
- 健康診断で異常を指摘された方
代表的疾患・症状
虚⾎性⼼疾患きょけつせい しんしっかん |
⼼筋に⾎液を供給している冠動脈が狭くなり⼗分に⾎液を供給できなくなる狭⼼症や、冠動脈が閉塞して⼼筋が壊死をおこしてしまう⼼筋梗塞などがあり、⼼疾患による死因の⼤半を占めています。 |
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⼼不全しんふぜん | ⼼臓のポンプ機能が低下し全⾝に必要な⾎液量を送り出せなくなった状態を⾔います。⼼臓から出た⾎液は動脈を通って全⾝に⾏き渡り、静脈を通って⼼臓に戻った後、肺に送り出され酸素が補給されて、再び⼼臓に戻ってくるという流れで循環しています。 ⾎液をスムーズに循環させるためのポンプとしての機能を担ってる⼼臓が、何らかの原因でポンプ機能が低下し、⾎液の循環に影響を及ぼします。 |
⾼⾎圧症こうけつあつしょう | 安静状態での⾎圧が慢性的に正常値よりも⾼い状態をいいます。 ⾼⾎圧になると⾎管に常に負担がかかるため、⾎管の内壁が傷ついたり、柔軟性がなくなって固くなったりして、動脈硬化を起こしやすくなり、⼼筋梗塞や脳卒中などの⾎管の病気を⽣じる原因となります。 |
睡眠時無呼吸症候群すいみんじむこきゅう しょうこうぐん |
睡眠中に息が⽌まるため熟睡できなくなると、⽇中に眠たくなって交通事故を引き起こすだけでなく、⾼⾎圧や糖尿病などの⽣活習慣病が悪化して、脳卒中や⼼筋梗塞を発症する確率が⾼くなると⾔われており、さらに睡眠時無呼吸の原因として背景に⼼不全が存在することもあるとされています。 |
その他 ⾼脂⾎症・弁膜症・狭⼼症 他 |