⾜の痛み、⾜のトラブルを治療する⾜の外科とは?
⾜の専⾨外来は、外反⺟趾・偏平⾜・変形性⾜関節症・⾜関節の捻挫やスポーツ障害など、多くの疾患を専⾨としている外来です。
主に、⾜⾸から⾜の指先までの、⾜の痛みや⾜のトラブルに対して、リハビリやインソールなどの保存治療と⼿術で治療をいたします。
⽇本⼈の⽣活様式の変化や⾼齢化社会、ウォーキングやマラソンなどスポーツの普及が進む中、⾜の痛みで悩まれている患者さんが数多くおられます。
⽇常⽣活やスポーツにおける、⽴つ・歩く・⾛るといった足の基本動作や足の痛みに対してお悩みの⽅はご相談ください。
当院の特徴
福岡で開業以来スポーツ整形を軸として歩んできた当院は、⼦どもから⾼齢者・スポーツをされる多くの方へ、歩くことの⼤事さを伝え続けています。その歩く基本となる足の痛みは健康な生活に支障をきたします。
当院では様々な視点から患者さんをサポートします。
福岡⼤学病院整形外科
「⾜の外科グループ」との連携
当院と同じ福岡市城南区にあります福岡⼤学病院整形外科「⾜の外科グループ」准教授(~2022年3月)、福岡大学スポーツ科学部 教授(2022年4月~)吉村 ⼀朗医師による、⼤学の専⾨的な診療を受けることが可能です。
福岡市城南区七隈7-45-1
運動器に特化した
理学療法士によるリハビリ
⾜に障害があり、正常に体重をかけることができないと、膝や腰の負担を強めたり、姿勢を崩す原因となったりします。スポーツ動作においてもボールを蹴る、踏み込む、切り返す、着地するなど様々な動作で⾜を使っており、スポーツ外傷のうち最も多いケガは⾜⾸の捻挫とも⾔われています。
リハビリでは、ケガや障害後の機能回復をすすめていくことはもちろんですが、障害のない⾝体を⽬指し、負担の少ない「歩⾏」「姿勢」を作るための指導を⾏い、さらにスポーツ復帰や趣味活動の獲得など⼀⼈⼀⼈のニーズに沿ったリハビリテーションを提供していきます。
インソールのこだわり
当院では「治療」のひとつとしてインソール(中敷き)をご提案しています。
アメリカ製スーパーフィートインソールを採⽤しており、専⾨の資格を保有しているスタッフが、⼀⼈⼀⼈の⾜の特徴、使⽤環境にあったインソールを作成、ご提供します。
そんなに変わるのかな?と思われるかもしれませんが、当院に来られた患者さんでインソールを導⼊し足の症状が改善された⽅が多くいらっしゃいます。
また、足の痛みが生じる以前に、より健康的に体を動かすことを目的にインソールを取り入れ運動をされている方も多くいらっしゃいます。
インソール専門インスタグラム
始めました!
インソール専門アカウントでは、インソールについて様々な情報を発信しています。
フォローよろしくお願いいたします!
佐⽥院長によるウォーキング指導
受診されることで改善していけば良いのですが、足に痛みを感じ当院に来られる患者さんの中にはレントゲンなどの検査にはあらわれない「歩き⽅・⾛り⽅」に問題がある⽅もおられます。
そういった症状を抱える患者さんには佐⽥院⻑のウォーキング、ファストウォークの指導により、治療だけではなく歩き⽅、⾛り⽅のフォームから⾒直していくことで総合的な改善を⽬指します。
ラン&ウォーク外来では福岡市中央区の大濠公園にて実践的な指導も行っています。
代表的疾患・症状
外反⺟趾 がいはんぼし |
⾜の親指が⼈差し指のほうに「くの字」に曲がり、つけ根の関節の内側の突き出したところが痛みます。 この親指の曲がりがひどくなると、痛みと歩⾏障害が起き、 ⾜が変形して普通の靴が履きにくくなります。 以前は欧米人に多い症状でしたが最近では日本でも急速に増加、現在では成人のおよそ30%に症状が認められており、遺伝も大きく影響すると言われています。 特定のスポーツで発症するということは認められていません。 良くある原因のひとつとして幅の狭いハイヒールが外反母趾発症のリスクを高くしているのは間違いありません。 |
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扁平⾜ へんぺいそく |
⼟踏まずを形成している内側のアーチが崩れ、⾜底が平らになる状態です。 重症化すると、しだいに変形が進み、つま先⽴ちがしにくくなります。 さらに進⾏すれば⾜が硬くなって歩⾏障害がおきます。 激しい運動をする際痛みが生じることがあります。 扁平足の状態が続くと、足首や膝、腰に負担がかかりやすくなり、腰痛や膝痛の原因にもなります。 |
⾜関節捻挫 そくかんせつねんざ |
⾜⾸を内側にひねることで、⾜関節外側の靭帯が損傷します。 ⽇常⽣活やスポーツ活動中でも起きやすい症状ですが放置しがちです。 痛みが残存したり⾜関節が不安定になり再発などの後遺症を招くこともあります。 専⾨的な診断と治療を⾏い、早期に復帰できる取り組みが必要です。 |
変形性⾜関節症 へんけいせい そくかんせつしょう |
⾜⾸の軟⾻がすり減ることで、関節の炎症や変形が⽣じます。 ⾜⾸の関節に腫れが⽣じたり歩⾏時に痛みが⽣じることで、⽇常⽣活が⼤きく制限されます。 以前に捻挫で傷めたり、足関節の骨折をしたことが原因で変形になるとも言われており、更年期以降の女性に多いとされています。 |
リスフラン関節症 | 足の甲をつなぎとめているのが「リスフラン関節」で、その関節をつなぎとめている靭帯が損傷することをリスフラン関節靭帯損傷といいます。 良くある足首の捻挫とは受傷の仕方や痛みの部位が違います。つま先に重心をかけた時に過度な力が加わることで、足の甲にある骨と骨をつなぎとめている靭帯が損傷・断裂し痛みが生じます。 剣道や体操といったジャンプと着地の繰り返しでつま先での踏み込みを行うスポーツで受傷しやすく、また、繰り返し重い物を運ぶ作業やハイヒールを履いている女性にも多く見られます。 |
モートン病 | 足の中指と薬指の付け根辺りを通っている神経が、骨や筋肉、靭帯によって圧迫されてしびれたり、歩く際に痛みを感じたり、つま先立ちをした時の痛みを引き起こすものです。 足の裏には3つのアーチがあり、骨の間に張り巡らされている筋肉や靭帯で構成されています。通常はアーチを構成する筋肉や靭帯が、足の骨や神経に負荷がかからないように保護しています。このアーチが弱って動きが悪くなることで、負荷がかかり足裏の痛みやしびれを引き起こします。中年の女性に多いと言われている疾患です。 |
フライバーグ病(第二ケーラー病) | 繰り返しの運動で第2中足骨骨頭に痛みが生じ、歩行、つま先立ち、ジャンプの踏み切りなどに支障が出ます。 似たような痛みに中足骨の疲労骨折がありますが、ポイントは圧痛の位置と指を起こす動作で痛みが強く出現します。 原因は不明で、骨頭内の血行不全、またはストレスによる骨頭内骨折による壊死だと言われています。思春期の女子に好発しますが頻度は高くありません。 |
⾜関節後⽅インピンジメント症候群/三⾓⾻障害そくかんせつこうほういんぴんじめんとしょうこうぐん/ さんかくこつしょうがい |
足関節後方の三角骨や距骨後方突起が底屈時(つま先立ち)にはさまることで痛みが生じます。クラシックバレエなど特有の運動に多くみられるのが特徴です。 MRIやエコー装置では十分に読影できず、確定診断が難しいとされています。 手術については傷も小さく、術後の痛みも少ないためスポーツへの早期復帰が可能です。 |
その他 ⾜関節外側靱帯損傷/内反⼩趾/強剛⺟趾/アキレス腱障害/踵骨骨折後遺症/有痛性外脛⾻/⾜根⾻癒合症/⾜底腱膜炎 他 |