理学療法科片桐がカタールのドーハで行なわれた世界水泳選手権にアーティスティックスイミング日本代表のトレーナーとして帯同してきました。
今回はその時の様子を少しだけご紹介します!
(2024.01.26~2024.02.11)
結果はチームテクニカル銅メダル、チームフリー銀メダルでパリオリンピックの出場権を獲得する事ができました。
今大会はパリオリンピック選考会ということで今までにない緊張感の中で想定外のことも多くあり、
現場でしか経験出来ない貴重な時間となり、自身の成長に繋がったと思います。
合宿に参加して驚いたのは練習量の多さです。
ストレッチに1時間、ウォームアップに1時間、水に入ってパート毎の調整に1時間、全体の合わせに1時間。この間彼女達はひたすら体を動かしています。
この日頃の積み重ねが今回の結果に繋がっているのだと思います。
選手達がいつも気にしているもののひとつに「食事」があげられます。
各自にベストな体重が設定されているため足りない分は常に補食してコントロールをしています。
今回の帯同でトレーナーとして意識したのは「自己発信」で動くということです。
いくら事前の準備をしていても予想もつかないことが多くある遠征において「受け身」であるスタッフにできることは何もありません。
短期間の中で求められていることを理解し、他のスタッフに発信・共有する力が求められます。
「何をすればいいですか?」ではなく「これが必要だと思いますがどうですか?」と提案する。
良ければ「それでいきましょう」となるし、少しずれていれば「もう少しこうしよう」とコーチからの指示が入ります。
選手は日本代表。1言えば10理解してくれるレベルです。
選手・コーチそれぞれが臨機応変に対応する力が必要だとあらためて感じました。
今回の経験を院内外様々な場所で生かしていきたいと思います。
<理学療法士 片桐>