骨粗しょう症

骨粗しょう症って?

骨粗しょう症とは『骨の強度が低下して、骨折を起こしやすくなる状態』を指します。特に女性に多く、骨粗しょう症による直接的な痛みはあまりありませんが、転んだり、尻もちをつくなど、ちょっとしたはずみで骨折を起こしやすくなります。骨折を起こしやすい場所は、背中・腰・太ももの付け根・手首などです。特に背中・腰の骨がつぶれるように圧迫骨折してしまった場合、背中や腰が痛くなったり、背中が丸くなったり、身長が縮んだりします。腰や股関節の骨折が原因で寝たきりになってしまうことがあります。痛みが現れないことから自覚しにくく、気付いた時には症状が進んでいたということが多くあります。

骨粗しょう症って?

自分の骨密度知っていますか?

骨粗しょう症の診断や骨折のリスク判定をするのに行われる骨密度検査。
骨を構成するカルシウムなどのミネラル量を測定することができます。

  • 骨粗しょう症かどうかの診断のための測定
  • 定期的に測定を行うことで骨密度の変化を調べる
  • 骨折のリスクを調べることで、リハビリなどの治療計画や生活習慣の見直しに役立てる

といったメリットがあります。ご自身の骨密度を知っておくことはとても大切です。
骨密度を急激に上げることは難しいため、弱くならない様に日頃の運動や食事からの栄養素の摂取が必要です。

日本での骨粗しょう症患者数は約1280万人と言われています。
男女比率では、男性300万人、女性980万人と圧倒的に女性の割合が多くなっています。
当院がある福岡市城南区に住む65歳以上の高齢者は約46,000人。
年代別には60代で3人に1人、70代では2人に1人の割合で骨粗しょう症の可能性があります。
このことからもご自身による早期の検査が重要になってきます。

当院では骨粗しょう症について年間300件を超える骨密度検査を実施しています。
診察は整形外科で行います。一度ご相談下さい。

骨密度検査実施数 344件
骨粗しょう症患者数 335名 女性99.95%/男性0.05%
(2021年1月4日~12月28日)

それ、骨粗しょう症かも

こんなことを感じたら骨粗しょう症かもしれません。

  • 背が縮んだような気がする
  • 背中や腰が曲がったような気がする
  • 背中や腰の痛みで動きづらい気がする
それ、骨粗しょう症かも

食事の重要性

骨粗しょう症の人の一日に必要なカルシウム量は700~800mgと言われています。
しかし、骨に一番重要なカルシウムは体の中では作ることが出来ず、食事からでしか
摂取することが出来ません。従って日頃から1日3回のバランスのいい食事の中でカルシウムを摂ることが重要になってきます。

食事の重要性

骨粗しょう症予防に効果がある栄養素と一日の摂取目安

カルシウム [乳製品・大豆製品・魚・緑黄色野菜など]

牛乳200ml(250mg)、ヨーグルト1個(120mg)、納豆1パック(45mg)、豆腐1/2丁(140mg)、
ししゃも3尾(220mg)、小松菜60g(90mg)

ビタミンD [魚・きのこ類]

カルシウムと一緒に摂取することで骨への効果UP (鮭1切れ60gで目標量達成)

ビタミンK [納豆・緑黄色野菜・卵]

骨の破壊を防ぐ (納豆1パックで目標量達成)

[注意] ワーファリンを内服している方は摂取を控えてください

ポイントは1回の食事で無理に摂ろうとせず、3回の食事や間食などに分散して摂ることです。
カルシウムの働きを阻害する食塩やカフェイン、アルコールは過剰に摂らないことも注意してください。骨はカルシウムとたんぱく質から出来ており、質の良い骨を作ることが大切です。カルシウムだけではなく、たんぱく質も取る必要があることを忘れないでください。

簡単おすすめメニュー

納豆+小松菜+ごま いりこ+アーモンド

カルシウムを多く含んでいる食品を組み合わせて混ぜて食べることで手軽に摂取できます。

納豆+小松菜+ごま いりこ+アーモンド

南蛮漬け マリネ などの魚料理

酢を使うとカルシウム吸収率がUPします。酢によって魚の骨も軟らかくなって食べやすくなります。
魚の缶詰も体にいいカルシウムやたんぱく質が豊富でおすすめです。

南蛮漬け マリネ などの魚料理

魚のきのこあんかけ 
豆腐のきのこあんかけ など

きのこ類をあんかけとして様々な料理に使用することでビタミンDを手軽に摂取できます。また、きのこ類は調理前に2~3時間日光に当てて天日干しをするだけでビタミンDの量が増加して栄養価がさらに高まります。

魚のきのこあんかけ 豆腐のきのこあんかけ など

青菜野菜(ほうれん草やチンゲン菜など)の卵炒め
納豆+油(オリーブ油・ごま油・ラー油)

ビタミンKを多く含む食品を、油を使う炒め物や焼き物で摂取することがおすすめです。
※揚げ物は油の摂りすぎにつながるため要注意
また、普段そのまま食べている納豆に少量の油を加えることでビタミンKの吸収率がUPします。

青菜野菜(ほうれん草やチンゲン菜など)の卵炒め 納豆+油(オリーブ油・ごま油・ラー油)

骨粗しょう症のQ&A

骨粗しょう症になりやすい体質はありますか?
やせ型の人や、女性では閉経の時期が早かった人などが骨粗しょう症になりやすい体質であることがわかっています。女性の骨はある時期まで女性ホルモンに守られていますが、閉経によりそのバリアが解けると骨も老化しやすくなります。若いころ、過激なダイエットをした人も骨粗しょう症のリスクが高まります。また、ご家族に骨粗しょう症の患者さんがいる場合は、骨粗しょう症になり易い体質であると言えるでしょう。
発症には遺伝的要素が認められますが、家族間では食事の好みや運動量など、生活習慣が近いことも大きく関わっているようです。
骨粗しょう症になりやすい体質はありますか?
若い人でも骨粗しょう症になるのでしょうか?
最近では若年層でも欠食が多い、牛乳を飲まない、ダイエット経験あり、インスタント食品やファーストフードなどの影響から骨密度低下の傾向があるようです。高齢になってから気をつけるのではなく若いうちから適度な運動、食事を心掛けることが大切です。
若い人でも骨粗しょう症になるのでしょうか?

骨密度検査

骨密度は若年成人(20歳)の骨密度の平均値に比べて自分の骨密度が何%であるかで表されます。70歳では70%が平均値と言われており、70%未満が骨粗しょう症と診断されます。 ということは70歳の場合、過半数の人が骨粗しょう症という事になります。
70歳になったら年1回は定期的に検査を。また女性は40代からの検査をおすすめします。

骨密度検査

冨重医師よりメッセージ

冨重医師

患者さんの状況に合わせたオーダーメイドの治療を心掛けています。
それぞれの患者さんに一番良いと思われる治療法を患者さんと相談して方針を決定、治療を行います。

お気軽にお問い合わせください。

TEL 092-864-6556

〒814-0121 福岡市城南区神松寺2-19-2